パワーポイントでは、フォントの美しさがダイレクトにクォリティに影響してきます。しかし残念ながら、品質の高い日本語フォントの多くは高価であり、気軽に購入できるものではありません。

また、Windowsに標準搭載されているMSゴシックやメイリオでは、どうしてもその品質を補えません(もちろん賛否両論あるとは思いますが)。

そこで、フリーで手に入る、かつ見た目が美しいフォントを探していたところ、見つけたのがIPA ゴシックとSource Han Sansです。CapellaとSpicaは、これらのフォントを自分が使いやすくカスタマイズすることで生まれました。

はじめに

誰でも自由に使えます

Capella/Spica Neue Fontは、商用、非商用にかかわらず、誰でも自由にダウンロードして使うことができます。だたし、以下で述べるライセンスに同意した上でご使用ください。

注意事項、免責事項

フォントのご使用はすべて自己責任でお願いします。使用により発生したいかなる障害、問題に僕は責任取れません! FontForgeを使って作成しましたが、よくわからないところもあったりするので、壊れていたらすいません!

Capella Font Family

Capella Font Familyは、IPAゴシックとRobotoを合成して作られたフォントです。IPAはWeightが1種類しかないのですが、擬似的にLightとBoldを作成することで、使い勝手の幅を上げました。

下記ライセンスに同意した上でご使用ください。

変更点

各Weightに対応したそれぞれのフォント、および修正点は以下のとおりです。

WeightIPA PゴシックRoboto
Light細く修正Lightをそのまま使用
Regularそのまま使用Regularを細く修正
Bold太く修正Mediumをそのまま使用

合成時に、フォントの高さや大きさなどを、Robotoにあうように変更しています。

使用したツールはFontForgeです。

ライセンスについて

IPA Pゴシックフォントは、以下のリンクからオリジナルフォントファイルをダウンロードすることができます。

IPAフォントのライセンスについては、以下のドキュメントを読んでください。

Capella Fontを作成するにあたり、上記ライセンスの第3条を守る必要があります。個人的に利用される分には問題ありませんが、webフォントとして利用する場合や、再配布する場合にはライセンスをよく読み、適切な対処をお願いします。

Robotoフォントは、Googleが作成したフォントで、Apacheライセンスが適用されています。

ライセンスについては、以下のページを参照してください。

Spica Neue Font Family

2020年1月21日に情報を最新のものに更新しました。

Spica NeueはAdobeとGoogleが共同で開発した「源ノ角ゴシック」から派生した2つのフォント

および、Open Sansの3つのフォントを合成して作ったフォントです。

源ノ角ゴシック、源真ゴシックおよび霧ゴシックはすべてSIL Open Font License1.1、Open SansはApache 2.0ライセンスの下に提供されています。

ライセンスに同意した上でご使用ください。

源真ゴシックのうち

  • Light
  • Regular
  • Bold

ウェイトを利用しています。等幅およびプロポーショナル両方を使用しました。

これらすべてのWeightにおいて、「さ」と「き」をDesiete角ゴシックのものと入れ替えをおこないました。さらに、ラテン系の文字をOpen Sansの部分ですべて入れ替え、高さをあわせました。使用したツールはFontForgeです。